隠れたコスト:エンコーダの購入にTCOとROIが重要な理由

エンコーダの選定時、資本コストや購入価格のみに目がいきがちです。

 

プロセスにもたらされる高品質エンコーダの真の価値やインクリメンタルエンコーダとアブソリュートエンコーダの相対的なメリットを正しく理解されていないことが考えられます。

 

エンコーダシステムの購入決定に際しては、資本コストだけでなく、TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)と ROI(Return on Investment:投資対効果)を検討する必要があります。

 

TCO とは、使用期間全体にわたる投資の価値で、ROI は同期間の初期資本投資に対する利益を指します。

 

エンコーダシステムに対してこれらの用語があまり使用されませんが、例を挙げて検討してみましょう。

 

 

エンコーダシステムが特定プロセスの時間短縮に役立つ場合は、そのコスト上の利点はあきらかです。

仕様上の高速性が理由とも言えますが、インクリメンタルエンコーダシステムとアブソリュートエンコーダシステムを比較することで簡単に表せます。

 

例として、フラットパネルディスプレイ (FPD) の製造プロセスにアブソリュート光学式エンコーダシステムを使用した場合のコスト面でのメリット(原点復帰が必要なくなることよって得られるメリット)を下表に示します。

 

数値はすべて業界平均の概算参照値* です。 

* 週 7 日 16 時間(ダブルシフト制)で年間通して稼動させた場合


塵も積もれば山となる

この場合のアブソリュートエンコーダを使用する主な利点は、原点復帰が不要になることです。

 

インクリメンタルエンコーダと対照的に、アブソリュートエンコーダは必要なタイミングで位置情報を取得し、機械停止後に原点復帰を行わなくても再起動できます。

 

総体的に 1 時間に平均数秒の時間短縮につながります。

優れた信頼性と拡張性を備えた、メンテナンスの必要性が低いエンコーダシステムでも、このような時間短縮が可能です。

 

数秒というとほんのわずかな時間のように感じられますが、3 軸機で 3 年間にわたって使用した場合は、コスト面に大きな効果が表われます。

東南アジアのある平均的な FPD 工場では、500 台の機械を使用しているため、各工場の合計 ROI が 65 万ポンドになります。

 

購入するエンコーダを決定する際にコスト上の利点を的確に検討することで、大幅なコスト削減を実現できます。

エンコーダの購入を単なる日用品の購入と捉えないことが重要です。資本コストは氷山の一角にすぎません。

 

* 現在の£(英ポンド)=130~135円です。

RESOLUTE 光学式アブソリュート位置決めエンコーダ

RESOLUTE は、汚れに対する高い耐性を備え、優れた仕様で位置決めフィードバックの新天地を開く、革新的で新しい「真の」アブソリュートファインピッチ光学式エンコーダシステムです。

 

特許取得をした RESOLUTE は、分解能 1 nm の時に最高速度 100 m/s で動作可能な高速・高分解能なエンコーダです。

 

リニアスケールと角度位置決めリングスケールに組み合わせて使用頂けます。

 

RESOLUTE のスケールは最小 30 μm ピッチの単一アブソリュートトラック(世界初)でスケーリングされており、リードヘッドは高度な光学部品が組み込まれています。そのため、RESOLUTE は広いセットアップ公差を備え、 ±40 nm という非常に低いサブディビジョナルエラーと RMS10 nm未満の非常に小さなノイズレベル(ジッタ)を実現し、動的性能(速度安定性)と位置決め(静止安定性)が必要なシステムに最適です。

 

RESOLUTE の汚れに対する高い耐性、通常の位置決めに用いているアルゴリズムに加えそれ結果をチェックするために組み込まれたアルゴリズム、 拭くだけで復旧が可能な IP64 準拠の防水性能を備えるリードヘッドにより信頼性を保証します。


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