測定項目の多様化とコスト低減への対応
機能と性能の向上、コンパクト化の追求により、複雑化と精密さが求められている工業製品。
CADソフトウエアや5軸CNC工作機械の台頭により、製造現場を中心に自動化と作業の標準化が進められてきました。
要求される品質保証の高まりによる測定項目と測定頻度の増加、コスト低減の追求によるさらなる効率的な検査体制の構築に担当者は苦悩していることでしょう。
また、検査工程には自動化が難しく(検査自体の手扱いで行う工程も多いため)、作業の効率と標準化が一向に向上しておらず、課題が山積みな場合が多いでしょう。
ワーク全面を一度に測定が可能な、浮かせて、立てる固定
従来、三次元測定機へワーク(測定物)を固定する方法は、定盤へ直接平置きしクランプする方法が多く用いられてきまいした。
しかしこの方法は最善な固定方法と呼べないでしょう。
底面および底面付近へのプローブのアクセスが非常に困難となりワーク全周を測定できないからです。
ワークの全周に測定点がある場合、2度に分けて測定する必要があり、非常に多くの手間と時間を費やいしてきたことでしょう。
プローブのアクセスを最大限に増やす測定は、ワークを浮かせ、立てて固定することとされています。
しかし、質量が大きなワークや複雑でバランスの悪いワークの固定は、寄せ集めの冶具での固定は困難で、専用の固定冶具を用意するしかありませんでした。
量産品であれば、専用の固定冶具を用意しても採算が合うかもしれませんが、試作品や少量生産品ではそうとはいきません。
そこでこのような課題を解決すべく、レニショーの測定機用固定冶具 Fixtures には、【タワーコンポーネント】をラインナップしております。
高さ150mmから760mmまで準備されたタワーコンポーネントは、1列または2列ののネジ穴が支柱側面の4方向に配置されており、 従来の固定方法では不可能であった定盤から離れた高い位置での支持とクランプを可能となります。
最適な固定方法をご提案します!
レニショーでは、みなさまの測定環境のさらなる向上に全力でサポートいたします。
「 ワークをどのように固定したらよいかわからない 」
「 組合せが多すぎて最善案がわからない 」
「 無駄の少ないパーツ構成で購入したい 」・・・
といったご要望にお応えして、レニショーでは、測定ワークに最適な固定方法とそれに必要な最小限のコンポーネントキットをご提案いたします。
レニショーのエンジニアが、測定ワークの素材/サイズ/形状と測定点を考慮し設計いたします。
ワークの固定方法にお悩みに方や最低限のセットをお求めの方はぜひお問い合わせください。
※ 測定ワークのサンプルを貸出させていただく場合があります。
ご希望の方は、下記問合せフォームからお気軽にご要望ください!
価格と納期紹介に便利なウェブショップ
レニショーの測定機用モジュラー式固定治具は各パーツを1個からご購入いただくことができ、ウェブショップからセットやパーツの価格と仕様をご覧いただけます。
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