工作機械の精度診断は、多くの場合、オートコリメータ、ブロックゲージ、スコヤ、ストレートエッジなどが使用されている。
これらの検査は通常、熟練したごく少数の技能者によって長い作業時間をかけて行われています。
しかし、作業者の技能によって測定結果が異なり誤差が生じるほか、複数の誤差要因の測定を同時に測定することが難しく、時間がかかるので、自動化や省人化は困難であるという問題がありました。
工作機械の位置決め精度測定には、以下の3つの条件が求められている。
1. 測定時間が短いこと。
2. 複数の誤差同時に測定できること。
3. できる限り自動的に測定し記録すること。
ボールバーシステム「QC20-W」は、工作機械の各軸を組み合わせ、円弧補間送りさせることで機械の円の軌跡を測定します。
その簡便さから、NC工作機械のISO・JIS規格の円運動精度試験方法として、世界中で普及しました。
そのデータから非真円度などを解析して、機械の幾何学誤差からコントローラに関連した誤差に至るまでの要因を、わずか10分で数値化します。
収集したデータは PC に送られ、位置決め精度(真円度、真円度偏差)などさのさまざまな機械誤差を自動で診断します。これにより、機械精度に関する知識の無い作業員でも簡単に診断結果から異常を認識することができます。
その簡易さと信頼性の高さから、工作機械の動的精度を日常点検する最強ツールとしてなど世界で10,000台以上の販売実績を誇ります。
工作機械メーカー、メンテナンス/修理会社や航空宇宙、自動車をはじめとする工業分野全般のエンドユーザー数千の企業により世界中で使用されています。規模の大小を問わずどの企業も、使用する工作機械の能力を把握し、管理することが事業と収益性の改善につながるという認識を共通して持っています。
機械履歴機能の使用により、機械毎の精度履歴を視覚的に把握することができ、工作機械の故障や精度不良が発生する前の段階で予知保全を実行できます。
精度閾値を設定することで、深刻な問題が発生する前に対応することで、機械停止時間やメンテナンスコストの大幅な削減ができます。
レニショーの東京オフィスと名古屋オフィスに併設されたデモルームには工作機械を保有しており、導入を検討中のお客様を対象とした実機を用いたデモンストレーションを開催しております。
また、オンラインでの開催もご用命いただけます。
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